上のお孫ちゃん、よく転びます。
何にもない場所でも、ちょっとした段差でも。
今朝も私の目の前で、転んでいました。
それを見ていて、いつも心が痛みます。
お孫ちゃんが転ぶのは
私が勧めた歩行器のせいかもしれないのです。
歩行器を始めたのは7か月ごろ
上のお孫ちゃんが7月の頃、ママと一緒に歩行器の購入を検討。
良くわからないと言っている娘に
なんの迷いもなく歩行器を勧めたのはワタシ(-_-;)
ネットでメーカーサイトを訪れ、あれこれ情報収集。
7か月ごろから使用OKとなっていたので
早速購入&使い始めました。
お孫ちゃんは大喜び。
歩けるのが楽しいのでしょう。
歩行器大好きになり、
これに乗せるとご機嫌でした。
歩く楽しさを覚えたせいか、
歩行器に乗せていなくても、
すぐに伝い歩きを始めました。
はいはい期間が長い方が良いのになんて思いながらも
お孫ちゃんが歩く姿を見て、「凄いね、早いね」なんて
喜んでいました。
が、実はこれ、大問題だったのです。
歩くのが早すぎるね!と医師からの指導
ちょうどその月に
病院での健康診断があり、
医師から「歩くのが早すぎるね!」
と、ちょっと厳しめの口調で指摘を受けました。
先生の雰囲気がいつもとちょっと違うぞと察し
「そうなんです。歩行器に乗せているのですが・・・」
と、その雰囲気にビビり気味で答えるワタシ(~_~;)
「あ~、止めた方がいいね」
と、あっさり中止勧告&こんな感じの説明を受けました。
「子供の成長には段階があり、首が座って、寝返りを打つようになって、ハイハイができるようになって、徐々に立ち、伝い歩きが始まる。
なので、歩行器を使わなくても、コドモはいずれ歩くようになる。
もちろんこれには、性格・体力や体格など同じで、早い遅いの違いがあるのも当然のこと。
それを道具を使ってまで早める必要はない。個々の速度でいいのです。
ムリに早めてしまったら、足腰を中心に、カラダに負担がかかったり、将来こけやすくなったりする。
なので、出来るだけ歩かさないでね( 一一)」
と、この一言で〆られました。
センセイアリガトウ。
気付かなかった私が悪い(-_-メ)
言われてみればその通り。
でも、言われるまで気づきませんでした。
私たちの子育て時代には
歩行器が当然のように存在し
歩行訓練に歩行器を使う事を当然だと思っていました。
しかし、時代は変わり
その歩行器による弊害が指摘される時代に変わっていたのですね。
ぜんぜん気づきませんでした。
イヤ、冷静に考えれば、
私たちの頃から、私が知らなかっただけで
歩行器の必要性に疑問を持っていた人は
少なからずいらしたのでしょう。
時すでに遅し
この日以来猛省し、歩行器の使用は中止。
おもちゃ部分を取り外して遊ばせました。
しかし、歩きたがるお孫ちゃんを止める事はできず
歩行器を止めたら、
今度は自力で伝い歩きをしていました。
苦肉の策は失敗
出来るだけ歩かさないでね( 一一)
この、医師の言葉を思い出しながら
歩こうとするお孫ちゃんを
何とか止めようと、
はいはいごっこに誘ったり
おひざに乗せてみたりと
アレコレ工夫しましたがぜんぜんダメ。
気付けば伝い歩きをしているお孫ちゃん。
こうなると止める事は難しい。
次に気になるのが転倒&ケガです。
苦肉の策で、家具の緩衝剤&ベビーゲージで対策を行いました。
すると、状況は更に悪化。
ベビーゲージの中でお孫ちゃん
実に楽しそうにぐるぐる歩き回っています。
これはマズイとなり、ゲージを更に追加購入。
3セット、全部で10枚のパネルを全部つなげて
広いスペースを作って、大人が一緒に中に入り
おもちゃもゲージの中にたくさん入れて
一緒に遊ぶ事にしました。
そして、歩いたら止める、又歩くので止める
この繰り返しの日々が数カ月続きました。
解禁の頃には・・・
そうしてお誕生の時期を迎え
歩行訓練も無事解禁となりました。
とはいえ、どんなに止めても歩いていたので、
この頃には、かなり上手に歩けるようになっていて
歩行訓練は終了していましたが、、、(ーー゛)
下のお孫ちゃんは
そんな出来事があったので、
下のお孫ちゃんには歩行器は使いませんでした。
そのせいかどうかはわかりませんが
歩行開始は平均的な1歳を過ぎた頃から始まり
その半年後にはとっても上手に歩いていました。
そして、3歳を超えた今
歩くのも走るのもとっても上手です。
もちろん、個人差の範疇かもしれませんし
先入観が働いているのかもしれません。
ただ、少なくとも、上のお孫ちゃんみたいに
何でなにもないところでこけるの?と
そんな事はあまりないカナと感じています。
大切な事は後から気が付くものですね。
その後、すくすく育った上のお孫ちゃん
今や小学生ですが、いまだにとっても転びやすい。
もちろん、「絶対に歩行器が悪かった」とは言えません。
しかし、使う必要はなかったと反省した事は確かです。
なにかと便利な世の中ですが、
ほんの少しの想像力を発揮して
その便利さの裏に潜んでいる「問題の可能性」に
気付ける自分でありたいと思いました。
そして、これからどんな風に
上のお孫ちゃんの「転びやすい問題」に向き合っていくのか
考えたいと思います。
参考までに
ネットでみつけた記事ですが、情報ソースがしっかりしている物でしたので、リンクしておきます。
ご参考になれば幸いです。
参考元:栗東よしおか小児科の院長ブログ
参考元:一般社団法人 日本母親支援協会
おしまい。